ガールズバーで働くことに興味がある女性の中には、「実際どのぐらい稼げるの?」と気になる方もいるでしょう。ガールズバーの求人を探す場合、給料だけに着目して探すと、「思ったほど稼げなかった」と感じる恐れもあるため、相場やお店選びのポイントを知ることが大切です。
当記事では、ガールズバーの給料相場や地域別の時給相場から、バックの相場について紹介します。また、相場より高い給料をもらえるお店を探すポイントも5つ解説するため、高収入を得られるお店を探したい方は、ぜひ参考にしてください。
ガールズバーの日給は、1日6時間働く場合で9,000〜18,000円程度が相場です。週4回働けば、1週間で36,000〜72,000円程度、1か月で144,000〜288,000円程度稼げます。多くのガールズバーは時給で給料を計算するため、より長時間のシフトを組めば、相場以上の給料を狙うことも可能です。
また多くのガールズバーには、時給にプラスアルファのボーナスとして、女性の頑張りに応じた各種バックが用意されています。地域ごとの時給相場や、主なバックの種類・相場を調べ、より自分の理想に近いお店を選びましょう。
全国的なガールズバーの時給相場は、約2,000円であるものの、地域によって差があります。以下は、東京都の時給相場とその他の地域の時給相場を比較した表です。
東京都 | 2,000〜3,000円程度 |
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その他の地域 | 1,200〜1,700円程度 |
東京都のガールズバーは、他の地域と比較してセット料金や延長料金相場が高いことから、時給2,000円以上を狙えます。歌舞伎町や渋谷は、東京都内でも特に待遇が良い傾向にあり、2,500円以上の時給を狙うことも可能です。
東京都以外の地域では、2,000円未満の時給を提示される可能性が高いものの、居酒屋やカフェと比較すれば、高待遇を狙えるでしょう。
ドリンクバックとは、お客さんからカクテル・ソフトドリンク・ビールなどをおごってもらうことで加算されるボーナスです。ガールズバーで働く女性のドリンク代は、お客さんが負担します。飲み放題制を採用しているお店でも、「女性のドリンク代は別料金」とすることが一般的です。女性にたくさん飲んでもらうほど、お店としては利益が出るため、ドリンクバックをつけることで女性の頑張りを後押しします。
ドリンクバックの相場は、1杯100〜300円です。たとえばドリンクバックが300円のお店で1日2杯ドリンクをもらい、月に10日出勤した場合、1か月あたり6,000円のボーナスがつきます。
一部のガールズバーでは、ドリンクバック以外にもさまざまなバックを用意して、女性のモチベーションを高めています。以下は、ドリンクバック以外の主なバックの種類と相場です。
概要 | 相場 | |
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ボトルバック | 焼酎やウイスキーのボトルを注文してもらうとつくバック | 500〜2,000円程度 |
フードバック | フードメニューを注文してもらうとつくバック | 100〜1,000円程度 |
指名バック | 指名制度のあるお店でお客さんから接客相手に指名されるとつくバック | 500〜1,500円程度 |
同伴バック | お客さんと食事やデートをして、一緒に出勤した場合につくバック | 1,000〜2,000円程度 |
なお、ガールズバーが指名や同伴システムを取り入れるためには、キャバクラなどと同様に風俗営業の許可を得なければなりません。許可がないにもかかわらずシステムを採用しているお店は違法性が疑われますので、入店を避けましょう。
ガールズバーで働くにあたり、「効率的に稼ぎたい」と考える女性は多いでしょう。ガールズバーで効率的に稼ぐためにはいくつかのポイントを踏まえた上で、自分に合うお店を選ぶことが大切です。
以下では、相場より給料の高いガールズバーを探すポイントを解説します。
ガールズバーの給料システムは、「時給制」と「完全歩合制」に分けられます。
ガールズバー初心者の女性の場合は、働いた時間分の給料をもらえる時給制のほうがよいでしょう。反対に、ある程度経験を重ねて贔屓のお客さんができた後は、完全歩合制を選ぶと効率的に稼げることもあります。
ガールズバーの中には、時給に関して以下のようなルールを採用し、お店側が損しないような工夫をしています。
時給の金額だけを単純比較してしまうと、本当に稼げるお店は見つかりません。地域の相場と比較して、明らかに高い時給で募集しているお店へ応募する際は、上記のルールがないかを確認した上で入店しましょう。
ガールズバーで稼ぎやすいオプションの種類は、女性によって異なります。効率的に稼ぐためには、自分に合うオプションが充実しているお店を選びましょう。以下はオプションの種類による、自分に合ったお店を選ぶ方法の具体例です。
なお、ドリンクバックのあるガールズバーの中には、女性に対してノルマを課すお店もあります。アルコールの苦手な女性が無理なく働けるお店を選ぶためには、事前にノルマの有無も確認しておきましょう。
ガールズバーでは、女性の給料から税金以外に、運営管理にかかるコストを天引きすることがあります。天引きされる項目が多いと、「思ったよりも稼げない」と感じやすいため、注意しましょう。
以下は、ガールズバーで天引きされやすい項目の例です。
雑費とは、更衣室のティッシュや綿棒など、お店の女性が使用する備品の購入コストを全員で平等に負担する項目です。クリーニング代は、ドレスやコスプレ衣装を清潔に維持するためのコストにあてられます。
どれほど時給が高いお店を選んでも、「居心地が悪い」「雰囲気が合わない」などと感じる場合は、前向きに働きにくくなり、思うように稼げない恐れがあります。効率的に稼ぐためには、自分に合うコンセプトのお店を選んで、楽しい気持ちで働きましょう。
ひと口に「ガールズバー」といっても、カジュアルファッションで働ける自由度の高いお店もあれば、クラブを思わせる内装で落ち着いたタイプのお店もあります。「どのようなお店と相性が良いか」を事前によく考えてから求人情報を検索し、応募先を決めてください。
多くのガールズバーには、「自分に合うお店が分からない」「実際に働いてみて稼ぎやすさを判断したい」と考える女性のために「体験入店制度」を用意しています。体験入店とは、お店で長期的に働くことを決める前に、1日のみ入店して仕事の流れや内容をチェックできる仕組みです。
以下は、体験入店制度を利用するメリットです。
体験入店では、面接で給料システムや仕事内容の説明を受けた後に、実際に接客を担当します。基本的に先輩キャストやスタッフが接客中もフォローしてくれるため、ガールズバー初心者の女性でも不安なく働けるでしょう。体験入店の給料は、その日のうちに手渡しされるケースが多く、ただ働きにはなりません。
気になるお店で体験入店するには、求人に応募する際に「面接と体験入店希望」であることを伝えます。実際に働いた結果、「自分に合わない」と感じた場合は入店を断れるため、まずは気軽に体験入店に挑戦してみましょう。
ガールズバーの給料相場は、1日6時間働いた場合で9,000〜18,000円程度になります。時給相場は地域によって異なりますが、東京のガールズバーで働くことを検討している場合は、「歌舞伎町」や「渋谷」が特に待遇が良いのでおすすめです。
効率的に稼ぎたい方は、給料システムや時給に関する条件、給料から天引きされる項目などを確認しましょう。また、自分に合うバックの種類や、お店の雰囲気・働きやすさも重視することで、無理なく高収入を得ることにつながります。自分に合ったお店を選ぶ際は、体験入店制度を利用し、実際に働いてみて判断するとよいでしょう。