ガールズバーのバックとは？種類や計算方法・稼ぐコツを解説

稼ぎたいからガールズバーで働くという女性は少なくありません。ガールズバーでは一般的に通常の飲食店アルバイトより時給が高く設定されています。しかし、もっとガールズバーで稼ぎたいという場合はバックを得ることが重要です。バックとは、給料に上乗せされるインセンティブのことを言います。

当記事では、ガールズバーのバックの種類や料金相場、バックで稼ぐコツなどを解説します。ガールズバーでバックを得たい方や、稼ぎたい方はぜひ参考にしてください。

ガールズバーでのバックとは、給料以外に得られるインセンティブのことです。
例えば、お酒やフードが注文されると料金に応じて、キャストにインセンティブが付与されます。

バックはもともと、お店が女の子に対して動機づけのために導入したシステムです。お客さんがたくさん注文をするほどキャストが得られる給料が増えるため、キャストはより丁寧な接客を心がけるようになります。バックはお店・キャスト、どちらに対しても利益のあるシステムです。

ガールズバーで大きく稼ぐには、どれだけバックを得られるかが重要になります。バックにはさまざまな種類があり、各バックの1回の金額は少額です。しかし、お客さんから多くの注文を引き出すことで金額が積み重なり、稼げる可能性があります。バックで稼ぐために、バックの種類ごとの料金相場を把握しておくとよいでしょう。

ここでは、バックの種類と相場について紹介します。

ドリンクバックとは、キャストがドリンクを飲むたびに得られるインセンティブのことです。

基本的にキャストが飲むドリンク代はお客さんが負担するため、キャストがたくさん飲むほどお店の売上が上がります。いかにお客さんにドリンクをご馳走してもらえるかが、ドリンクバックで稼ぐ鍵になります。

ドリンクバックの料金相場は、1杯あたり100円〜300円程度です。大きな額ではありませんがガールズバーではドリンクを飲むことは頻繁にあるため、気づけば大きな金額になることもあります。

焼酎やテキーラをボトルで注文されたときに得られるのが、ボトルバックです。

ドリンクバックに比べてボトルバックのバック率は高く、多くのお店ではボトルバックの金額を1,000円程度に設定しています。

しかし、ボトルバックを採用しているガールズバーは限られており、都心に近いお店がボトルバックを採用している傾向にあります。ボトルバックで効率よく稼ぎたいという場合は、地方より都心に近いガールズバーで働くのがよいでしょう。

食事を提供しているガールズバーでは、フードバックを採用している場合があります。フードバックはドリンクバックのシステムと同様で、お客さんが食事を頼むとキャストにインセンティブが発生するバックです。ドリンクを頼むときに一緒に食事も頼めば、ドリンクバックとフードバックが手に入るため稼ぎやすくなります。

ガールズバーの多くのお店では、枝豆やミックスナッツなどのおつまみが500円程度、ピザやチーズの盛り合わせなどの一品料理は1,000円程度に設定されています。食事の価格には幅があるため、フードバックは100円〜500円程度が相場です。

指名バックとは、お客さんがキャストを指名したときに発生するインセンティブのことです。

指名バックの料金相場は、1回100円〜1,000円程度です。お店によっては、お客さんが食べたり飲んだりした売上料金の数％がバックになる場合もあります。ドリンクバックよりも高額なため、うまく活用すれば効率よく稼げるでしょう。

ただし、指名バックを採用しているガールズバーは少ない傾向にあります。指名バックで稼ぎたい場合は、面接時に指名バックがあるか確認しましょう。

同伴バックとは出勤前にお客さんと外で待ち合わせて、ご飯を食べたりショッピングをしたりなど、同伴をしたときに発生するインセンティブです。デート後はキャストの務めるガールズバーに一緒に出勤・来店するのが一般的な流れになります。

同伴バックの料金相場は高い傾向にあり、500円〜2,000円程度です。しかし、お客さんが同伴だけで満足して帰ると、お客さんが来店することで発生し得るドリンクバックやフードバックが得られなくなります。同伴後のガールズバーでの接客がメインであるため、うまく来店につなげるよう対応に工夫をしましょう。

スカウトバックとは、お客さんをお店に呼び込んだときに得られるバックのことです。ガールズバーでお客さんを呼び込む場合は、お店の看板やチラシを持って男性に声をかけます。

スカウトバックの相場はお店によって設定方法が異なります。多くのお店は1人当たりのバックの料金が決まっているか、呼び込んだお客さんの売上金額の数%が入るかのどちらかです。ガールズバーの中にはスカウトバックを採用していないお店もあるため、スカウトバックが欲しい方は面接時に確認しましょう。

ガールズバーのバックの計算方法はお店によって異なりますが、多くのお店で採用している計算式は次の通りです。

例えば、平均時給1,500円のガールズバーで、19時〜23時まで勤務したとします。ドリンクバックが1杯当たり200円で、その日は全部で5杯飲んだと設定します。

上記の計算式に当てはめると1,500×4+1,000となり、その日の給料は7,000円です。長い時間勤務したり、フードやドリンクを注文してもらえたりすると、10,000円を超えることも簡単でしょう。ただし、お店によってはバックの計算方法が異なるため、面接時などで計算方法を確認するのがおすすめです。

ガールズバーでバックをたくさん獲得するには、お客さんに楽しく過ごしてもらうことが大事です。楽しく過ごしてもらうことで、ドリンクを頼みやすくなったり同伴することになったりとバックで稼げるチャンスが増えます。お客さんの心を掴むために、ガールズバーで人気のキャストの特徴を押さえましょう。

ガールズバーで人気のキャストには、下記のような特徴があります。

ガールズバーでお客さんに楽しく過ごしてもらう以外にも稼ぐコツがあるため、以下で3つ紹介します。

ガールズバーで稼ぎたい場合は、バックの種類が豊富なお店で働きましょう。ガールズバーの中にはドリンクバックやボトルバックなど基本的なバックだけ、制度として設けているガールズバーがあります。バックの少ないお店で働くと、バックを得られるチャンスが少ないため稼ぎにくくなります。

指名バックやフードバック、同伴バックなどさまざまな種類のバックがあるガールズバーで働けば、稼げるチャンスも多くモチベも維持しやすいです。

ドリンクバックで稼ぐ場合は、お客さんの乾杯やおかわりのタイミングで素直にドリンクを頼んでみましょう。ドリンクを注文してもらうには回りくどい頼み方よりも、素直に一緒に飲みたいという気持ちでドリンクを頼むほうがお客さんも快く了承してくれます。

お客さんが来店してドリンクを注文する段階で、「喉が渇いたから、私も一緒に飲んでいいですか？」と聞きましょう。お客さんがお酒を飲み終わった時点で、「お代わりはどうしますか？もしよかったら一緒に乾杯したいです！」とおねだりするのも1つの手です。

お客さんの話をしっかりと聞いて丁寧な接客を心がけることで、もっと一緒に話したいと思ってもらえ指名バックや同伴バックにつながります。

男性は女性と楽しい会話をするためにガールズバーを訪れます。興味がなさそうに話を聞くキャストと、もう1度話したいと思う方は少ないでしょう。お客さんの話に相槌を打ちながら親身に聞くキャストであれば、お客さんは気持ちよくガールズバーで過ごせます。

次回来店時に備えてお客さんの話をメモしておくと、以前に話した内容を思い返せます。お客さんからの人気を獲得したい方は、お客さんの情報を管理するのがおすすめです。

ガールズバーでのバックとは、キャストが勤務内で得られるインセンティブのことです。バックにはお客さんにドリンクをご馳走してもらうドリンクバックや、出勤前にお客さんと出かける同伴で発生する同伴バックなど、さまざまなバックがあります。ガールズバーでは稼ぐには、バックを多く得ることが欠かせません。

お店によって設けているバックの種類は異なるため、さまざまなバックを用意しているお店で働くと稼げるチャンスが多くなります。お客さんにガールズバーで楽しんでもらえるように丁寧な接客をすると、もっと一緒に過ごしたいと指名や同伴などでバックをもらえるチャンスが増えるでしょう。