ガールズバーとラウンジの違いとは？仕事内容・給与・客層などを紹介

ガールズバーとラウンジはどちらもナイトワークであるものの、接客スタイルや客層、給料などに違いがあります。接客スタイルでは、ガールズバーがカウンター越しに接客するのに対し、ラウンジではお客さんの近くに座って接客を行うのが特徴です。ガールズバーやラウンジで働きたい場合は、さまざまな違いを把握した上で自分に合ったお店を選びましょう。

当記事では、ガールズバーとラウンジの違いを解説します。ガールズバーとラウンジのどちらで働こうか迷っている方や、お店の特徴を知りたい方はぜひ参考にしてください。

ガールズバーは、キャストと呼ばれる女性スタッフがお酒を作り、カウンターを挟んでお客さんと会話を楽しむ飲食店です。ガールズバーと混同されやすい仕事にキャバクラがありますが、キャバクラはキャストの女の子がお客さんの隣に座って接客を行います。

ラウンジも、ガールズバーやキャバクラと同じくナイトワークの一種です。ラウンジでの接客方法はキャバクラに近く、キャストはお客さんの近くに座って接客を行います。一方で、キャストの服装はガールズバーに近いため、ラウンジはガールズバーとキャバクラの中間に位置する職種と言えるでしょう。

ここでは、ガールズバーとラウンジがそれぞれどのようなお店なのかを解説します。

ガールズバーとは、バーテンダーや接客スタッフが女性で構成されたお店のことです。キャストはお酒を作って提供するほか、お客さんと会話をして楽しませたり、お店によってはお客さんと一緒にダーツをしたりもします。また、コンセプトがある店舗では、キャストがバニーガールや水着といったコスプレ衣装を着用して接客するケースもあります。

ガールズバーの最大の特徴は、キャストがカウンター越しに接客をする点です。お客さんと程よく距離を取って接客できる点がメリットの1つとも言えます。

また、キャストが私服で働けるケースも多く、ナイトワークの中では比較的カジュアルな雰囲気なのが特徴の1つです。

ラウンジとは、お客さんにキャストが同席して会話を楽しむお店です。ラウンジはお客さんの近くに座って接客する点がキャバクラに似ています。しかし、キャバクラが基本的に1対1で接客を行うのに対し、ラウンジは複数人のお客さんに複数人のキャストで対応するのが一般的です。

ラウンジには会員制ラウンジとラウンジの2種類があります。会員制ラウンジは主に東京都内で営業する富裕層向けのラウンジのことで、高級ラウンジと呼ばれることもあります。一方、地方エリアにあるお店はラウンジと呼ばれ、客層はサラリーマンや地元の人が中心です。

ナイトワークは種類が多いため、それぞれの業種の違いがイメージできない人も多いのではないでしょうか。中でもガールズバーとラウンジは混同されやすいお店の1つですが、ガールズバーとラウンジにはさまざまな違いがあります。

ここからは、ガールズバーとラウンジにはどのような違いがあるのかを詳しく解説します。

ガールズバーでメインとなる仕事は、カウンターでお酒やドリンク、おつまみを用意してお客さんに提供することです。また、お客さんと会話を楽しむこともガールズバーでの大切な仕事の1つとなっています。ドリンク作りや会計をボーイが担当するお店の場合、キャストの主な仕事はお客さんの話し相手になることと言えます。

ただし、ガールズバーの仕事内容には、お客さんの近くに座って接客したり、煙草に火を付けたりといったことは含まれていません。

ラウンジにおけるキャストの仕事内容もガールズバーの場合と同じく、お客さんの話し相手になることです。ただし、ガールズバーとは違い、ラウンジのキャストはお客さんの近くに座って接客します。ラウンジのキャストもお酒を作ることもありますが、お店によってはお酒作りは仕事内容に含まれず、お客さんとの会話に集中できるケースもあります。

ガールズバーの基本的な料金システムは、1セット40分～120分のセット料金制です。セット料金には飲み放題制と1ドリンク制の2種類あり、セット内のドリンクを好きなだけ飲める分、飲み放題制の料金は高めに設定されています。

ラウンジも料金形態の基本となるのはセット料金です。ラウンジのセット料金は制限時間が設けられている場合とフリータイム制の場合があります。また、ガールズバーの場合は一般的に席代がセット料金に含まれていますが、ラウンジは席代が別でかかるケースもあります。

ガールズバーとラウンジの時給相場の違いは下記の通りです。

ガールズバーはお客さんとの密接な接客をする必要がないため、ナイトワークの中では時給が低めな傾向があります。ただし、ドリンクバックやボトルバックといったシステムで成果報酬を獲得できれば、時給以上の給与を得ることも可能です。

ラウンジはガールズバーに比べて時給が高い傾向があり、特に高級店の給与は高額になりやすくなっています。また、ラウンジでは指名をもらったりお客さんがボトルを頼んだりすることでキャストに成果報酬が支払われます。お客さんからチップをもらえるケースもあり、働き方によっては相場以上に稼げるでしょう。

ガールズバーの客層は20代～50代と幅広いものの、中心客層は20代後半から30代後半となっています。年配のお客さんと話を合わせるのが苦手な人でも、若い男性客相手であれば比較的話を合わせやすくなるでしょう。ガールズバーのお客さんの職業は、会社員や自営業者、会社役員などさまざまです。

一方、ラウンジのお客さんはガールズバーに比べて年齢層がやや高い傾向です。ラウンジにも会社員などのお客さんは訪れますが、会社役員や社長など、社会的地位が高いお客さんが多い傾向があります。

ガールズバーに勤務するキャストは、18歳～25歳の学生やフリーターが中心です。ガールズバーはお酒を提供するお店であるものの、キャストが必ずしもお酒を飲める必要はないため、ナイトワークの入り口として選ばれやすい職種です。

一方で、25歳前後になるとより稼ぎやすいキャバクラやスナックに移る人が多いです。そのため、ガールズバーのキャストの年齢層は低くなっています。

ラウンジで働くキャストは20代が中心です。キャストの中には学生や会社員なども多く、芸能人を目指しているキャストも多いため容姿のレベルが高い傾向があります。

ナイトワークにはさまざまな種類や選び方がありますが、中でもガールズバーはナイトワーク初心者におすすめの職種です。ガールズバーには以下のような特徴があるため、初めてナイトワークをする人でも働きやすい傾向があります。

ガールズバーとラウンジは、接客スタイルや給与、客層、キャストなどに違いがあります。ガールズバーが主にカウンター越しで接客するのに対し、ラウンジはお客さんのそばに座って接客を行うのが特徴です。給与の相場はガールズバーが約2,000円、ラウンジが約4,000円で、ラウンジのほうが高い傾向にあります。

しかし、ガールズバーはノルマがないお店が多く、カウンター越しの接客でお客さんとの距離を保てるので、初めてのナイトワークにもおすすめの職種と言えるでしょう。