ガールズバーの仕事は大変？大変に感じる点や解決方法も詳しく解説

ガールズバーはカウンターを挟んでお客さんを接客するため、ナイトワーク初心者でも働きやすい業種として人気です。お昼の一般的なバイトに比べて時給も高く、頑張り次第では高収入も目指せるでしょう。

しかし、ガールズバーの仕事は、人によって体力的な面や接客面で大変と感じることがあります。そこで当記事では、ガールズバーの仕事で大変なことや解決方法を紹介します。ガールズバーで働きたいと思っている人はもちろん、ガールズバーの仕事が大変と感じている人もぜひ参考にしてください。

ガールズバーの主な仕事は、カウンター越しに来店したお客さんの対応をする、いわゆるカウンターレディです。お客さんが注文したお酒を提供したり、話し相手を務めたりします。キャバクラのように、お客さんの隣に付いて歓談したりタバコに火をつけたりといった接待にあたるサービスは基本的に行いません。

お酒作りに関してはほかの男性スタッフ（ボーイ）などが担当することもあれば、女性スタッフが担当するケースもあり、お店によってさまざまです。また、ドリンク以外に簡単なおつまみを作って提供することもあります。

メインの仕事はお客さんの話し相手ですが、お店によっては店内の掃除や洗い物、灰皿交換、会計などを任されるケースも見られます。

ガールズバーの仕事は未経験でも採用されやすく、楽しく働けてしっかり稼げる魅力的な仕事です。とは言え、人によってはカウンターレディの仕事が大変に感じられることもあります。

ここでは、ガールズバーの仕事で大変と感じる人が多い点を5つ挙げて解説します。

ガールズバーは朝まで営業しているお店も多く、深夜から早朝にかけて働くことが一般的です。これまで朝に起きて夜に寝る生活を送ってきた人にとっては、生活サイクルが大きく変わることになります。

特に、日中に別の仕事をしている人や学校に通っている人は、生活サイクルの変化に慣れるまで身体的な負担が大きいでしょう。ガールズバーはシフトの自由が効くお店が多いので、働きはじめのころは終電に間に合う時間帯で働き、徐々に深夜勤務の生活に慣れていくのがおすすめです。

ガールズバーでは、カウンター内に立ってお客さんの話し相手を務めます。接客中に座ることや、店内を歩き回ることもほとんどなく、基本的に数時間立ちっぱなしです。そのため、足腰への負担が大きく、腰に痛みを感じたり足全体がだるくなったりすることも少なくありません。

足腰の負担や痛みを軽減するためには、休憩中にこまめにストレッチやマッサージをするのがおすすめです。また、長時間立ち続けることを想定し、ヒールの高くない靴を履いて働くのがよいでしょう。

仕事中は、お客さんが楽しく過ごせるようにコミュニケーションを取り続ける必要があります。気軽に話せるお客さんばかりではないため、会話を弾ませるには少々コツが必要です。会話が苦手な場合、何を話していいか分からずに困ることもあるでしょう。

お客さんとの会話を盛り上げるためには、相手から話を引き出したり、お客さんの話をよく聞いて広げたりすることが大切です。たとえば、「私、○○が趣味なんですよ。××さんは何が好きですか？」といった、お客さんが自由に答えられる質問をするのがおすすめです。お客さんが答えたら「そうなんですね！どんなところが好きですか？」などと掘り下げて聞いてみると、会話が広がりやすいでしょう。

また、接客する人手が足りない場合は、団体のお客さんに対して1人で対応しなければならないことがあります。1人で複数のお客さんとの会話を回す必要があるので、慣れないうちは大変に感じることもあるでしょう。ガールズバーの仕事では、お客さん同士の会話にツッコミを入れたり共通の話題を振ったりして、お客さんそれぞれが楽しめるように努めることが大切です。

ガールズバーは、お酒を提供する場です。基本的には早朝まで営業しているため、ほかのお店で飲んでから来店するお客さんも多く見られます。そのため、まれに質の悪い酔い方をしているお客さんの相手をしなければならないときもあります。

たとえば、ねちねち嫌味を言ったり説教を続けたり、しつこく口説いてきたりするケースもあるでしょう。酔っぱらったお客さんの説教や口説き文句をまともに受け止める必要はないため、適度に相手をしつつ、軽く受け流すことが大切です。

お客さんの態度があまりにひどい場合は、そっと場を離れて店長や男性スタッフなどに相談して構いません。まともなお店であれば、きちんと対処してくれます。

ガールズバーでは、お客さんと近い距離でお酒を交えつつ会話を楽しみます。ほとんどのお客さんはお店で楽しく過ごして終わりますが、女の子に本気で惚れ込んでストーカーになるケースもゼロではありません。

そのため、住所や通っている学校、昼間の勤め先、SNSのアカウントといった個人情報は、お客さんからしつこく聞かれても答えないことが大切です。会話の中でさりげなく地元や勤め先などについて聞き出そうとすることもあるので、うっかり情報を漏らさないように気をつける必要があります。

少しでもおかしいと感じるお客さんがいたら、店長やスタッフに相談しましょう。

ガールズバーでの仕事が大変だと感じたときは、以下の方法を試してみるのがおすすめです。

ガールズバーの仕事には大変と感じる部分もありますが、未経験でも採用されやすいなど、仕事を探している女性にとってメリットもたくさんあります。特に大きなメリットは以下の2点です。

それぞれについて以下で詳しく説明します。

昼に働く一般的なアルバイトに比べ、ガールズバーでの仕事は時給が高く設定されており、短時間で効率よく稼げます。また、ガールズバーには指名料やドリンクバック、フードバックなどのシステムがあり、時給だけでなくインセンティブも得られるので、高収入が目指せます。

ドリンクバック・フードバックとは、お客さんが女の子のドリンクやフードを注文すると、注文された分の料金がいくらか給与に加算される仕組みです。ドリンクバックを狙うなら、話が弾んでいるときに自然な流れで「私も1杯いただいていいですか」と頼むのがポイントです。

ドリンクをお願いするときは、お客さんが席に着いてすぐや、お客さんが話しているときに割り込んで頼むのは避けたほうがよいでしょう。楽しく会話している流れで頼んだほうが、注文してもらえる可能性が高くなります。

ガールズバーは服装や髪形に縛りがなく、おしゃれを楽しみながら働ける点も大きなメリットです。ほかのナイトワークのように、派手で濃いメイクやネイルをする必要がないのもガールズバーの特徴と言えるでしょう。

ただし、ガールズバーには私服勤務と制服勤務のところがあり、制服が指定されているお店では髪形や服装がある程度規定されていることがあります。自分なりのおしゃれを自由に楽しみたい場合は私服勤務のお店、服装や髪形の規定があるほうが楽と感じるなら制服勤務のお店など、自分の好みで働くお店を選びましょう。

ガールズバーでの仕事は、おしゃれを楽しみながら効率的に稼げる点が魅力です。しかし、夜型の生活になりやすいことや、立ちっぱなしで体力的にきついと感じる人もいます。生活サイクルの乱れや体力面できつさを感じる場合には、シフトを調整しながら徐々に体を慣らしていくのがおすすめです。

ガールズバーの仕事は大変なこともありますが、働く女の子に対するフォローが充実しているお店も多く見られます。ガールズバーで働く際は、まずは体験入店をしてお店の雰囲気や働きやすさを確認してみましょう。