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扶養に入っているとガールズバー勤務が家族にばれる?会社ばれ対策も

ガールズバー

家族の扶養に入っている方は、ガールズバー勤務がばれるリスクがあります。これから、ガールズバーで働く方のうち、家族の扶養に入っている方は、収入額を意識しながら働くことが重要です。また、マイナンバーからガールズバー勤務がばれないか不安な方や、兼業している昼職の人にばれたくないという方もいるでしょう。

この記事では、扶養と収入の関係を踏まえ、ガールズバー勤務がばれるリスクや、家族・会社ばれを防ぐ方法を詳しく解説します。

 

1.扶養に入っているとガールズバー勤務が家族にばれる?

扶養に入っている人がガールズバーで働くと、家族にばれるリスクがあります。そもそも扶養とは、扶養者(扶養に入れる側の人)が生計を立てられるほどの収入がない家族や親族を経済的に支援することです。

扶養に入っている人が一定以上の収入を得ると税務署は、扶養者や扶養者の会社に連絡することがあります。税務署が扶養者などにガールズバーで働いていることを知らせることはないものの、「何らかの仕事で高収入を得た」事実はばれます。

 

1-1.扶養が外れる103万円の壁・130万円の壁とは?

「扶養」には「所得税上の扶養」と「社会保険上の扶養」があり、意味合いが異なります。103万の壁・130万円の壁はそれぞれの扶養における収入の境界線を指す言葉です。

103万円の壁
103万円の壁は、所得税上の扶養に関係する壁です。ガールズバーしか収入源がない人の場合はお店の年収が103万円を超えると所得税を取られる上、扶養者の税金負担が重くなるケースがあります。
130万円の壁
130万円の壁は従業員が常時100人未満の企業で使われる、社会保険上の扶養に関する壁です。ガールズバーの年収が130万円を超えると自分で健康保険や公的年金に加入しなければならず、手取りが減るケースもあります。

上記のほか、配偶者の扶養に入っている人は配偶者特別控除を満額受けるための境界線にあたる「150万円の壁」も意識しましょう。配偶者特別控除とは、扶養している配偶者の収入に応じて扶養者が受けられる所得控除の一種です。ガールズバーで働く人の年収が150万円を超えると稼ぎに応じて所得控除の金額が減り、配偶者の税金負担が重くなるケースがあります。

出典:国税庁「No.1195 配偶者特別控除」

また、2022年10月からは従業員が常時100人以上いる企業で働く人の社会保険加入ルールが見直されて、106万円の壁もできました。一定の条件を満たす人がガールズバーで働き、年収106万円を超えると、健康保険や公的年金に加入しなければならないことがあります。

出典:日本年金機構「令和4年10月からの短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用の拡大」

 

2.扶養内でばれないようにガールズバーで働くには?

ガールズバーで働き、扶養者にばれるリスクを避けるためには、最初の境界線にあたる「103万円の壁」を意識しましょう。具体的には以下のポイントを意識して時給から収入見込みを計算し、シフトの組み方や働き方を調整します。

  • 1か月8万円程度に収まるように働く
  • 収入を1か月8万円程度に収めれば所得税・社会保険の両方で扶養の境界線を超えないため、ばれる可能性が下がります。

  • バイトの掛け持ちに注意する
  • 掛け持ちしているバイトの年収も合わせて103万円を超えないように、働き方の調整が必要です。

なお、103万円の壁や150万円の壁における年収の計算には、交通費を含めません。ただし、106万円の壁や130万円の壁では年収に交通費を含めるため、計算ミスが原因の稼ぎすぎに注意しましょう。

 

3.マイナンバーでガールズバー勤務がばれる? 

ガールズバーやキャバクラなどの女性は給与所得者ではなく個人事業主としてお店に所属し、事業所得を得る働き方となることも少なくありません。個人事業主に源泉徴収した上で報酬を渡すお店は税務処理にマイナンバーを使用するため、働く女性に提出をお願いすることがあります。

お店がマイナンバーの提出をお願いする際には利用目的を、あらかじめ本人に通知するルールです。そして、説明した利用目的以外にマイナンバーを使用することは法律で禁止されているため、情報漏洩が起こりません。

つまり、マイナンバーを提出することと働いている事実が知られることは無関係です。境界線を意識して働くとともに自分なりの対策を徹底すればマイナンバーを提出しても、家族にはばれません。

 

4.ガールズバーの副業を会社にばれないようにするには?

本業の会社に内緒で働くためには確定申告を行って、ナイトワーク分の住民税を自分自身で支払う方法が選択肢の1つです。具体的には確定申告書の第2表内の「住民税・事業税に関する事項」にある「住民税の徴収方法」に対して、「自分で納付」を選択します。すると、ガールズバーで働いた分の住民税の請求が自宅に届くことから、会社には気付かれません。確定申告を行わないとガールズバーで働いた分の住民税の請求が会社に届き、副業が知られてしまうことがあります。

確定申告の期限は、収入を得た翌年の3月15日です。所得換算で年間20万円までの副業であれば確定申告義務はないものの、会社ばれが気になる人には、期限内の手続きをおすすめします。

 

5.扶養・収入以外にも!家族・会社ばれを防ぐためのポイント

ガールズバーで働いていることを家族や会社に知られたくない人は扶養の仕組みや税金関係のルールについて正しく理解し、十分な対策を取ることが大切です。また、十分な対策を取ったと安心せず、家族・会社ばれにつながりやすい行動を控えることも安心して働くための、重要なポイントにあたります。

以下は、家族・会社ばれを防止するために避けたい行動や働き方の注意点の一覧です。

 

5-1.家・会社の近くのお店は避ける

家の近くで働くほど出勤途中の繁華街やお店の中で、知人に会うリスクが高まります。家族に内緒で働くためには、生活圏から離れた場所にあるお店を選びましょう。

会社の近くのお店には、同僚や取引先の人がお客さんとして来るリスクがあります。会社ばれを防止するためには同僚などが飲み歩く地域を避け、働くお店を選んでください。

 

5-2.顔写真の掲載が不要なお店を選ぶ

広告活動に積極的なガールズバーではホームページへの顔出し(顔写真の掲載)をお願いされることもあります。顔出しは自分自身の良いアピールにつながる可能性があるものの、家族・会社ばれが気になる場合は、控えてもらうと安心です。

お願いを断ることが苦手な人は求人情報で「顔出し不要」や「ダブルワーク歓迎」をうたうお店を選択しましょう。もしくは面接や体験入店で顔出しできない事情をスタッフに相談し、了承を得てください。

 

5-3.SNSなどでの発信に注意する

プライベートのSNSアカウントにお店で撮影した写真を投稿すると、家族・会社に知られるリスクが高まります。アルコールで気が緩み、投稿した写真が原因で周囲にばれる可能性もあるため、オンとオフを明確に切り分けましょう。

自分で投稿しなくても、他の人が撮影した写真に写り込むと、知らないうちに拡散される可能性があります。拡散を避けるためには同じお店で働く人にあらかじめ事情を話し、顔隠しスタンプなどで本人を特定できない状態にしてもらう対策を取りましょう。

お客さんが撮影する写真への写り込みを避けるためにはカメラを準備しているうちに、安全な場所へと避難します。避難が間に合わない場合は、顔を手で隠すなどの対策を取りましょう。

 

5-4.生活水準を以前と同じように保つ

ガールズバーは、コンビニや居酒屋などと比較して、効率的に稼ぎやすいアルバイトです。しかし、家族・会社に内緒で働くためには生活水準を同じレベルに保ち、派手な買い物を控えましょう。

生活水準を保っていても、普段の服装や化粧が急に変化することは、不信感を持たれる原因です。家族と同居している人は、「普段と同じ化粧で出勤し、店内で手直しする」などの対策を取りましょう。また、仕事に使う制服・ドレス・ライターなどはお店のロッカーに保管すると、母親や父親にバッグの中身が見られた時にも安心です。

 

まとめ

扶養には、所得税上の扶養や社会保険上の扶養などがあり、扶養範囲を超えて働くと、税務署から自宅に通知されます。さらに、扶養者の税金負担が増えたり、自身で健康保険に入る必要が生じて手取りが減ることもあります。

扶養内でばれないように働くには、扶養範囲を超えないよう、月8万円程度に収まる形で働くことが重要です。また、収入以外にも働く場所・SNS・顔写真・生活水準などからばれるケースもあるため、怪しまれる行動は慎みましょう。

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